巻六 · 図版 22
誰が買い、誰が売ったのか
主体別の累積売買差額 ── 十八年の綱引き
週次の売買差額を主体ごとに積み上げたもの。上向きは買い越しの累積、 下向きは売り越しの累積。東京・名古屋2市場合計、2008年から。
日本株の買い手として真っ先に名前が挙がるのは海外投資家だが、 2008年からの累積で最大の買い手は**事業法人**である ── 53.2兆円。 その大半は自社株買いで、企業が自分の株を市場から引き取り続けてきたことになる。 海外投資家は +25.5兆円で二番手。対して最大の売り手は**個人**の −44.5兆円で、 信託銀行、生保・損保、投資信託もそろって売り越しだった。 つまりこの十八年、日本株は「企業と海外勢が買い、国内の家計と機関投資家が売る」 構図で回っていた。
データと出所
出所:日本取引所グループ 投資部門別売買状況(東京・名古屋2市場合計)。 公表単位は千円なので円に換算しています。公表は約2週間遅れ。 自己(証券会社の自己売買)・銀行・その他は図から省いているため、 7主体の合計はぴたりとゼロにはなりません。
GET https://jpxhistory.com/api/v1/investor-type-weekly.json —
元データ(JSON)。
CC BY 4.0。最終更新 2026-08-11T12:49:17Z。
よくある質問
日本株の最大の買い手は誰ですか?
2008年からの累積では事業法人(+53.2兆円)です。大半は自社株買いによるものです。 海外投資家は +25.5兆円で二番手にあたります。
個人投資家は売っているのですか?
累積では −44.5兆円と最大の売り手です。ただしこれは現物の売買差額で、 投資信託や NISA を通じた間接的な保有は別の主体に計上されます。
データはどれくらい遅れて出ますか?
約2週間です。木曜に前々週分が公表されます。