PBR 1倍割れは減ったのか
株価純資産倍率が1倍を下回る上場企業の比率(月末)。破線はプライム市場のみ。 オレンジは全体のPBR中央値(右軸)。2023年3月の東証要請に縦線。
PBRが1倍を下回るとは、市場がその会社の純資産よりも低い値段しかつけていない ということで、極端に言えば「解散したほうが価値がある」状態を指す。 日本にはこれが異常に多かった ── リーマン後の2009年3月には全上場企業の 77.0%がそうだった。2023年3月、東京証券取引所は「資本コストと株価を意識した 経営」を要請する。その時点で49.0%だった比率は、直近で39.0%まで下がった。 プライム市場に限れば50.9%から34.7%へと、より大きく動いている。 ただし比率の低下は企業努力だけでなく、単純な株価上昇でも起きることに注意。
データと出所
出所:日本取引所グループ(J-Quants)。PBR は「終値 × 時点発行済株式数 ÷ 自己資本」で 各月末営業日に算出。株数・自己資本はいずれも開示日を有効開始日とする時点値 (先読みなし)。ETF・REIT を除く普通株のみ。PBR が 0 以下または 100 超の 異常値は除外しています。
GET https://jpxhistory.com/api/v1/pbr-1x-problem.json —
元データ(JSON)。
CC BY 4.0。最終更新 2026-08-11T12:49:17Z。
よくある質問
PBR 1倍割れとは何ですか?
株価純資産倍率が1倍未満、つまり時価総額が自己資本を下回っている状態です。 市場がその会社の資産を額面以下にしか評価していないことを意味します。
東証の要請で実際に減りましたか?
2023年3月の 49.0% から直近 39.0% へ、10ポイント下がりました。 プライム市場では 50.9% → 34.7% とより顕著です。ただし株価上昇そのものの 効果も含まれるため、要請だけの成果とは言えません。
過去最悪はいつですか?
リーマンショック後の 2009年3月で、全上場企業の 77.0% が1倍割れでした。