日経225 と TOPIX ── 同じ市場、違う答え
どちらも 2008年5月7日を 100 に揃えた水準(上段)と、日経 ÷ TOPIX の比率(下段)。 同じ日本株を測っているのに、18年で 59% の差がついた。
日経平均は「株価の単純平均」を出発点にした指数で、値がさ株 ── 1株の値段が 高い銘柄 ── の影響を強く受ける。ファーストリテイリング1社で指数の1割前後を 動かすことすらある。一方 TOPIX は時価総額加重なので、会社の大きさに比例する。 2008年5月を起点にすると、比率は2008年10月に 0.938 まで沈んだあと一貫して上昇し、 2026年6月に 1.780 をつけた。同じ市場を測っているつもりでも、 物差しの設計が答えを変える。
データと出所
出所:日本取引所グループ(J-Quants、TOPIX)、yfinance(日経225)。 TOPIX の無償で入手できる日次系列が 2008年5月7日からのため、この図はそこが起点です。 それ以前を時価総額から再構成する案は、年率 +0.9% の上方バイアスが出るため採用していません。
GET https://jpxhistory.com/api/v1/nikkei-vs-topix.json —
元データ(JSON)。
CC BY 4.0。最終更新 2026-08-11T12:49:17Z。
よくある質問
日経平均と TOPIX はどちらを見るべきですか?
目的次第です。市場全体の時価総額の動きを知りたければ TOPIX、 報道や先物の慣行に合わせるなら日経平均。両者は 18年で 59% 乖離しています。
なぜ日経平均のほうが上がるのですか?
株価の高い銘柄(値がさ株)の影響が大きい設計だからです。値がさの成長株が 伸びた期間は日経が有利になります。
なぜ 2008年からなのですか?
TOPIX の日次系列を無償で遡れるのが 2008年5月7日までだからです。 時価総額からの代用は上方バイアスが大きく、価格指数として使えません。